韓国文学と朝鮮戦争、など / Korea Literaturo k Korea Milito k.a.
斎藤真理子氏『増補新版 韓国文学の中心にあるもの』(2025年、イースト・プレス)を読んだ。増補新版 韓国文学の中心にあるもの [ 斎藤真理子 ]価格: 1980 円楽天で詳細を見る自分は、韓国文学には全く疎く、ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」以降の韓国ドラマはいくつか熱心に観ているが、その程度である。 斎藤氏の年代は自分にとって「顔の見える先輩」に当たるので、文学に表現された歴史についてはいちいち感じ、頷けるところがあって、大学の学科の尊敬する先輩から話を聞かされているような気分であった。 朝鮮戦争を「朝鮮特需」として自らの歴史に位置づける日本に住む日本の者として、「朝鮮特需」というのが「…